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年末の大掃除

ナチュラルクリーニングで簡単・エコな大掃除!

“人にも環境にも優しいエコ掃除”として、近年注目を集めている「ナチュラルクリーニング」をご存知ですか?
ナチュラルクリーニングとは、重曹・クエン酸・セスキ炭酸ソーダなど、自然由来の素材を使った掃除のこと。
お肌への負担も少なく、キッチンからリビングまで、お家の中の様々な場所に使えるのが特徴です。
体にも地球にも優しい素材なので、小さなお子さんやペットがいるご家庭でも安心して使えます。

「自然由来」や「ナチュラル」というと優しすぎて汚れもあまり落とせないのでは…?と思ってしまいますが汚れに合わせた掃除をすれば、通常の洗剤よりもずっと楽にお掃除できるんです!
今回は、年末の大掃除に向けて「ナチュラルクリーニング」についてご紹介します。

ナチュラルクリーニングで簡単・エコな大掃除

セスキ炭酸ソーダ
最近ちらほらと話題になっている名前ですが、化学式はNa2CO3・NaHCO3・2H2Oと表されます。
化学式内のNa2CO3は炭酸ソーダ、NaHCO3は重曹を表しています。
炭酸ソーダと重曹が混ざったものが「セスキ炭酸ソーダ」です。

セスキ炭酸ソーダは弱アルカリ性です。アルカリ性と反応するものは酸性ですので、酸性の汚れに対して効果を発揮します。酸性の汚れは次のようなものがあります。

<セスキ炭酸ソーダが効く汚れ>

  • ・油汚れ
  • ・タンパク質汚れ(皮脂、血液、アカなどといった人体からの汚れ)

セスキ炭酸ソーダを水に溶かし、セスキ炭酸ソーダ水を作ってスプレーボトルに入れるとコンロ周りや換気扇など、油汚れが気になるところにスプレーしてお掃除できます。

シンクは水垢汚れと油汚れが混じっているので、油汚れはセスキ炭酸ソーダ水で、水垢はこのあと紹介するクエン酸で落とせます。

また、タンパク質汚れにも効果的なので、洗濯にも活躍します。
ぬいぐるみの黒ずみや、襟・袖の黄ばみなどにも効果を発揮します。
黄ばみが気になる箇所にセスキ炭酸ソーダ水のスプレーを吹きかけ、10分~15分放置してから洗濯すると綺麗になります。


重曹
最近、掃除グッズコーナーなどに置いてある重曹をよく目にしませんか?
食品や消火剤、医薬品など、さまざまな用途に使えるマルチな重曹ですが、実は優れた洗浄効果をもった物質なのです。

セスキ炭酸ソーダと同様、アルカリ性をもつ重曹は、手垢・汗などで意外と汚れる家の壁やドアノブ、タンスなどの家具の上に降り積もった埃などの汚れを綺麗にしてくれます。
重曹を水に溶かして作る重曹スプレーは、落ちにくいタバコのヤニ汚れまで、キレイに落とすことができる優れものです。
重曹はセスキ炭酸ソーダ水よりもアルカリ性が弱いので、家具などを傷めにくく、場所を選ばずに使えるのも大きなメリットです。

また、洗浄力はセスキ炭酸ソーダの方が強いですが、研磨力は重曹の方が圧倒的勝利ですので、酸性の汚れだけではなく、様々な用途に使えます。

<重曹が効く汚れ>

  • ・焦げ付きの除去
  • ・茶渋など軽い汚れの除去
  • ・消臭、除湿

大掃除の時だけではなく、普段のお掃除にも大活躍ですね。


クエン酸
重曹やセスキ炭酸ソーダがアルカリ性なのに対し、クエン酸は酸性の性質を持ちます。
酸性のクエン酸はアルカリ性の汚れに効果を発揮します。

<クエン酸が効く汚れ>

  • ・水道水のカルシウムやミネラルが固まった水垢
  • ・トイレの黄ばみや尿石、アンモニア臭
  • ・お風呂の石けんカス汚れ

お風呂の鏡や、蛇口などは水垢で汚れていますので、クエン酸が効果的。
冷蔵庫内や食器棚などは食べ物や食器が入るので強い洗剤を使うのは心配ですが、クエン酸だったらもともと口に入っても問題ないものなので、安心して掃除ができます。
クエン酸には、細菌の増殖を抑える殺菌効果があるため、汚れを落としながら消臭や除菌もすることができます。

掃除は、汚れを落とす仕組みを知ればスムーズになるものです。
今年も残りあとわずか。きれいな家で新しい年を迎えられるよう、ナチュラルクリーニングで簡単・エコに大掃除してみませんか。

※素材や掃除方法によっては、故障や傷みの原因となる可能性もあります。
 事前によく確認して、うまく活用しましょう。