モデルハウスの見学ってどうする?(②情報収集編)
これから一生付き合う「唯一無二の我が家」のために情報収集することは大切です。でも、広告やネットの情報だけであれこれ考えすぎていませんか?料理の写真やグルメ情報を眺めるだけでは本当の美味しさが確かめられないように、住まいも情報だけでは本当の姿かたちを味わうことはできません。情報誌やネットなどで的を絞り込みすぎないで、メディアは効率よく学習することに使ってはいかがでしょうか。そして、腰をあげて実際にモデルハウス見学へ出かけましょう!
●住まい探しの情報源を知っておこう
住まい探しの主な情報源には様々なものがあります。まず、向こうから飛び込んでくる広告の数々。地元物件やその内容をダイレクトに知ることができる折込チラシやポスティングチラシ、街に立つ看板、大規模物件ではTVCMもあります。
そして情報誌。手に取って広げてみれば、複数の物件情報をひと目で確認できるという特性があります。住宅専門の情報誌以外でも、例えばインテリア雑誌などからでも住まいづくりのヒントを得ることができるでしょう。
大量の情報に翻弄されてしまいそうなら、個別に対応してもらえる直接相談も有力な手でしょう。不動産会社はもちろん、金融機関を訪ねて資金計画の視点から情報を得るということもあります。
そして何より手っ取り早く豊富な情報を収集できるツールはインターネットでしょう。広告で目に留まった物件の詳細を調べたり、相談できる不動産会社を探したりと、他の情報収集を補強する役目も担っています。検索機能を使いこなせば、希望エリアや価格、条件別での情報収集が可能ですし、価格の相場感をつかむことや、予備知識を得るためにも役立ちます。
●生きた情報の宝庫「モデルハウス」で味わえること
紙面やモニターごしに情報はいくらでも得られますが、やはり実物を現地で体感してこそ、「ここに建て、ここに住む」ということを実感できるというものです。その手助けをしてくれるのがモデルハウスです。
モデルハウスでないと入手できない情報-。その1つが五感で確認できる部分です。室内を歩いて床の弾力を感じ、壁に触れて素材の風合いを確かめる。音の響き具合、天井の高さ、窓からの採光etc.…。家の形をWeb上の3D表示で見ていたとしても、肌感覚で直につかんだ印象の方が鮮やかで広がりがあります。例えば「断熱性能」などは、冷暖房時などの電力消費を大きく左右する大切な基本性能ですが、「目に見えないものだから性能数値で確認するくらいしかできないよね」と思っていませんか?晩秋の肌寒い日に訪れれば、以下のような感想を得られるかもしれません。
「玄関を開ければ1階全体がフワッと暖かい。スタッフの方によると『リビングの床暖房を運転しているだけです』とのことで、『それでこの暖かさなんですか!?』と、初めて断熱とはこういうことかと認識できました。」
(実際に見学された方の体験談)
モデルハウスに設えられたインテリアなどは、飾り付けの参考になるだけではありません。実際に家具が置いてある事で「居室は何帖欲しい?」「今あるあの家具はどこに配置しようか?」「洗面台の幅は何cm?」といった空間のスケール感をつかみやすいように、という配慮も込められています。その現場に数棟のモデルハウスがあれば、比較しながら不動産会社の姿勢やセンスも見えてくるかもしれませんし、建設途中の家があれば、建て方や構造、きちんとした施工監理ができているのかなども確認できます。
見学する場が意中のエリアなら、実際に出掛けることで周辺の状況も確認することができます。最寄駅やスーパーなどから何分といった数字は事前に頭に入っていたとしても、実際に現場へ赴けば「こんな近道もあるんだ」「結構坂道だな」「この道は緑が多くて良いね」といった、広告やWeb上では気づかなかった発見も多々あります。
言葉だけでは伝わらない「何となく感じる情報」が貴重なのです。事前の情報収集がある程度できたら、ぜひご予約の上、モデルハウスの見学に出掛けましょう。