あまり知られていない、「売土地」には無い「分譲地」のメリットや選ぶ時のポイント
「そろそろマイホームを」と考え始めたとき、皆様はどんなことから考えるでしょうか?
住みたいエリアや理想の間取りなどを思い浮かべながらお探しかと思いますが、こんなときにオススメなのが、
周辺の環境に溶け込むように設計・造成されている「分譲地」です。
●マイホームを建てる土地候補と言えば
【売土地】
売土地は、もともと建物が建っていた更地や、まだ建物が残っているものなど様々な形態があります。あらゆる目的に使用され、土地選択の自由度が比較的高いと言えます。
【分譲地】
多様な売土地に対し、当初から住宅を建築することを目的として開発された区画が分譲地です。
様々な面から住みやすさに配慮して街が設計されており、計画に即して造成・区画整理したうえで販売されています。

●分譲地のメリット
1.安全・安心・便利
当初から住宅建築のため開発される土地ですから、電気・上下水道・ガスなどのインフラ整備はもちろん地盤の調査・改良もしっかりと行われています。
分譲地によっては広場を整備して災害など万一の際に備えたり、住人が安全に移動できるよう幅にゆとりのある街路が整備されたり、事故が起こりにくいよう配慮されています。
また、公園やスーパー、教育施設、駅へのアクセスなどがあらかじめ確認されていることが多いため、広告などで利便性や自分に合った環境かどうかなどの比較もしやすいでしょう。
2.景観への配慮
景観は我が家だけでなく、分譲地全体の財産、その地域のステータスにもなり得ます。
「あの街に住みたい」と思われる人気エリアになれば、資産としての金額的価値も下がりにくいという側面も持ちます。
分譲地は開発段階から様々なコンセプトに基づいて設計されており、例えば、郵便受け・インターロック・門扉の作り付けといった細かな点はもちろん、家と家の間の私道のデザインにまで統一感があり、美しい街並みを形成するよう配慮されています。
そうした一定の計画性やルールを設けて分譲地全体に街としての統一感を持たせていますが、そのうえでこだわりのデザインを盛り込む楽しみを味わえるよう、それぞれの区画で住まい手が個性を発揮しやすい工夫が用意されている例が多いのも特徴です。
3.防犯性の高さ
「コの字型」「T字型」など通り抜けできないよう配慮した道路形状の分譲地では、住人以外の往来が目立ち、不審者を見つけやすい防犯性の高い街区といえるでしょう。
分譲地によっては、街灯はもちろん防犯カメラを設置して、夜間の通勤、通学帰りの安全性に配慮しているところもあります。
さらに、販売時期が重なるため、同じ時期の入居者間には仲間意識が自然と芽生え、住人同士の交流が生まれやすい環境も持ち合わせています。住民の目・交流・連携は、強い犯罪抑止力になります。
このように分譲地にはそれならではの大きな魅力があります。マイホームづくりの有力候補として考えてみてはいかがでしょうか。
