ちょっと知りたい住まいのアイデア

和室の魅力を再発見!


子育て世代にも、親世代にも大活躍の和室

和室を創らない住まいが増えてはいるものの、いま「和室」の重要性が注目されています。和室本来の魅力である居心地の良さはもちろん、モダンな印象の「縁なし畳」やリビングの続き間として配置する「置き畳」など、新しいスタイルの和室としても見直されています。
今回は、見た目もおしゃれで身体にも優しく、機能的で大活躍する「和室」の魅力をご紹介します。

子育て世代ならではの「和室」の魅力
まだ小さい子どもがいる「子育て世代」では、リビングから間続きになる和室が大変便利です。ふすまを開放すれば伸びやかな空間が広がり、閉めればすぐに個室にできるのでとくに授乳やおむつの交換時など、「使い勝手が良い」と遊びに来たママ友にも大好評です。
また、赤ちゃんは畳の上をハイハイすることで身体の感覚を発達させることができるとか…。畳は適度な弾力性があり転んでも比較的安心。さらに、赤ちゃんの汗を吸収し、抗菌性に優れ肌に優しく衛生的、といったたくさんのメリットがあり、子どもの健康・発育にもいいそうです。

大収納が実現する和室の有効活用
和室の収納と言えば「押入」が定番ですが、実は床下収納との相性も良く、畳の下全てが収納空間にもできるのです。(右写真参考)

容量も大きいので、普段使わない季節用品を収納するのにピッタリ。畳そのものがフタになるので床に継ぎ目ができず目立ちません。また、段差の側面を利用した引き出しタイプの収納も可能です。

和室の魅力を再発見!イメージ


「段差のある和室」が親世代に好評!?
畳の下に収納がある和室では「段差」が生じたことで、意外にも親世代に好評だったのです。段差のないフラットな和室の場合、立ち上がったり座ったりという行動が足腰に負担がかかりやすいのですが、段差があることで畳の上に気軽に腰掛けることができます。
さらに「高さ」を利用し、畳の上に腰掛ることで、リビングのソファやダイニングに座る子供や孫たちと目線の高さが合い、家族みんなとより一層コミュニケーションが図りやすくなるのです。
また、段差があれば掘りごたつもおすすめです。正座だと「座るのが大変」というときにとても便利ですし、テーブルよりも掘りごたつの方が、団らん気分は深まるといった実際にお住まいの方の話もあります。

和室の魅力を再発見!イメージ

昔から使用されている畳の材料、イグサ特有の香りには、鎮静作用があり心をリラックスさせてストレスを和らげる効果があるほか、季節を問わず湿度を40%に保つ調湿機能があることから、外国人も含めて多くの研究科・専門家が「畳と和室は、床材として、生活空間として究極の完成形」と口をそろえています。

心も身体も健康にし、様々な世代で大活躍する古き良き「和室」をぜひ体感してみてください。



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